八尾市の概況

大阪府八尾市は、大阪府の中東部に位置し、大阪市に隣接する人口約26万人の市である。八尾市西部は、大阪平野の東部で平坦な地形であり、長瀬川・玉串川といった河川が流れるが、東部は生駒山系が南北に連なり、奈良との県境になっている。

1948年に、旧八尾町及び周辺町村が合併し、八尾市となり、1957年に志紀町と合併して現在の市域になった。

広域幹線道路である近畿自動車道の八尾ICを有し、国道25号、大阪中央環状線、外環状線の走る交通至便な市であり、その沿道を中心に、製造業の事業所も多い。市内には、工業専用地域や工業地域、準工業地域も多く、中小の工場が集積し、大阪府下第4位の製造品出荷額を誇る。また、全国的なシェアをもつ企業も少なくない。市内に国土交通省管轄の第二種空港である八尾空港があることも特筆すべきことで、航空写真の撮影や広告、遊覧などで活用されている。

市内には、近鉄大阪線、JR関西本線(大和路線)、大阪市営地下鉄谷町線が通り、合わせて11駅を有する。駅を中心に商業地が形成されており、特に近鉄八尾・山本周辺は、市を代表する大きな商業地域となっている。なお、11駅のほかに、高安山へのケーブル駅もある。